RSSリーダのおすすめ2005年10月02日 17:00

blogにはその特徴の一つとして”RSS"というのがある。

これに対応した”RSSリーダ”を使うと、登録したblogの更新情報を自動的にチェックし、いろいろな方法で教えてくれるので、お気に入りのblogがある場合便利だ。

私が試したフリーで使えるもののなかで、なかなかよいなと思ったのは次の3つだ。

1)RThReader -- http://testesca.at.infoseek.co.jp/hoka/rthreader/rthreader.htm

インストーラがあるのでそれを起動すればよい。asahi.comなどRSS非対応の更新情報なども取得できるのが便利。ただし、アサブロはマニュアルどおりの方法では登録できず、特別な方法をとらなくてはならない。

2)Glucose -- http://glucose.jp/

正式バージョンの1.0はアサブロの登録ができないし、変な場所にマーキーが出るしで、開発者には申し訳ないけれど、私的にはステ。だけどベータ版の2.0はグー。 1.0をインストールした後、Zipで固まっている2.0を上書きしてしまえばOK。

3)Opera -- http://www.opera.com/

「世界最速」をうたうブラウザーにもRSSリーダ機能がついている。RSS対応サイトをアクセスすると、アドレスバーに「RSS」の青いロゴが表示されるので、それをクリックするだけで登録完了だ。

これを機会にOperaをブラウザとして使うもよし、他の2つを利用するもよし、お試しアレ。

サンノゼ市がガソリンスタンドでの酒類販売解禁?2005年10月03日 15:37

本日付 San Jose Mercury News 1B面

サンノゼ市では20年来ガソリンスタンドでのお酒の販売を禁止してきたが、それを解禁しようという動きがあるようだ。

具体的には、酒類の販売を

  • 犯罪多発地域でないこと
  • 半径1000フィート内に4件以上ないこと
  • 半径500フィート内に学校などがないこと

などのような条件で、酒類販売を解禁するようだ。

これに対して警察などは近隣への犯罪の増加などの影響を懸念しているようだ。

ガソリンスタンドは深夜、早朝も営業しているところも多いので、こうしたところが酒を販売することになると、確かにアルコールに絡む問題、酒気帯び運転や暴力行為などが発生、増加する恐れはありそうだ。

しかし、こういう話を聞くとサンノゼあるいはカリフォルニアは酒類販売に対して厳しいように聞こえるが、実際はそうでもない。普通のコンビニでも置いてあるところは多いので、24時間買うことができる。それを考えれば、ことさらガソリンスタンドだけ規制することはどうかとは思う。

深夜帯での販売や未成年への販売を禁じるなどを含めた、実効ある規制が必要だろう。

教員の予備採用期間延長か?2005年10月04日 09:15

本日付 San Jose Mercury News 1A面、"Prop.74 takes on teacher tenure"の記事から

tenureというのは終身的に保障された身分のこと、つまりここでは教員の正規採用ということを言っている。カリフォルニアでは教員として正規採用となるまでには教壇に立って2年の経験が必要、つまり2年の予備採用期間を経ることが必要なのだそうだ。

この期間を5年に延長することの是非を問う住民投票が、この知事選の際に行われるらしい。

これは教員の質を高め、教育レベルを向上させることが一つの目的だが、一方2年間では教員の適正を計るには短いと懸念する声や、一旦正規採用となると解雇することが容易ではないことが背景にあるようだ。

記事では、サンフランシスコの特殊教育のある教員が、生徒に対して暴力的発言を繰り返しスタンガンを見せて脅すという行為を繰り返していたが、その教員を解雇するのに数年もかかってしまったという事例が紹介されている。

ちなみに全米各州の予備採用期間は、33の州が3年で、インディアナ州とミズーリ州の2州のみ5年としているそうだ。

予備期間の延長については私も賛成だが、記事で紹介されていたような教員を何年もの間解雇できないという雇用制度にも問題はあるのではないか、というようにも感じる。

また記事の中にも触れられていることだが、予備期間の延長が教員希望者の減少、ついては教員の不足につながらないかが心配だ。

よくいわれていることだが、アメリカの教師の給料は驚くほど低い。年収はおよそ3万ドルの半ばくらいなのだそうだ。年金や住宅購入援助などの厚生制度は充実しているとはいえ、教師を主収入として生計を建てることはかなり難しい。そのためと思われるが、アメリカのElementary Schoolの教師はほとんどが女性だ。

教員の性別や年収がどうあれ、これまで子供たちが担任していただいた先生方はみなさんしっかりした信念と経験をお持ちだと感じた。良い先生たちにあたったのは幸運だったのかも知れない。

担任していただいてよかったと感じる良い先生が一人でも多く、教育者としての職をより円滑に実行できるような環境が整備されることを、願うのみである。

Prop74の結果が出るのは11月8日だ。