汚職認知度2005年10月19日 13:36

TBSのニュースを見ていて「透明度インデックス」の話題が紹介されていたので調べてみた。

これはCPI(Corruption Perceptions Index)つまりは汚職認知度というもので、さまざまなソースから得られた汚職事件を数値化したものらしい(よくわからないけれど)。 こうした世界各国の汚職状況を数値化する作業は今回で10回目だそうだ。CPI値は例えば対象国の経済活動を行う上での参考データとして利用されていたりするとのこと。またプレスリリースによると、韓国ではCPI値でトップ10入りを目指すことを韓国政府が表明しているらしい。

詳細な情報はここ http://www.icgg.org/ に行けば得られる。

さて、ランキング好きな日本人としてはトップ5が気になるところ。

1 アイスランド (9.7) 昨年3位から見事トップに
2 フィンランド (9.6) 昨年トップも0.1ポイント落とし2位に
  ニュージーランド (9.6) 昨年と変わらず堂々2位
4 デンマーク (9.5) ポイントも変わらず昨年同様3位
5 シンガポール (9.4) 昨年と同じだが0.1ポイント上昇

また日本は7.3で21位、USは7.6で17位。ちなみに韓国は5.0の40位であった。 また北朝鮮は調査対象国には入っていない。調査対象国は年々追加されているが、全ての国を対象にできるわけではないようだ。2005年版では全部で159カ国がリストアップされている。

ところでこのインデックスで示されている「汚職」、Webサイトでは「公権を私的利益のために使用すること」と定義しており、必ずしも官僚に限らない広い範囲で情報を分析しているようだ。

例えば2004年の報告書に書かれている日本の分析では、ポイントを上げる材料として「内部告発者の権利を保護する法律」の制定などが指摘されている反面、「警察組織の裏金問題」や「日本歯科医師会の政治献金問題」などがマイナス材料として挙げられている。

世の中、いろいろな活動があるものだ。