フットボールがクラスで好成績2006年11月28日 00:40

昨日27日のSan Jose Mercury Newsの1A面の記事になるのだけれど、ちょっと変わった数学の授業を高校でやっている先生の話が取り上げられている。

教材に取り上げているのはアメリカンフットボール。

ファンタジーフットボールというゲームがあるんだけれど、これを教材にして数学に親しんでもらおう、学んでもらおうとしている先生がいる。

ファンタジーフットボールというのは、実際のプロフットボールのチームからそれぞれのポジションごとに選手を選んで自分のチームを作り、お互いのチーム同士で勝負を競い合うゲームだ。フットボールは毎週1試合実際のゲームがあるので、そのゲームで自分の選んだ選手がどんな活躍をしたかでその選手の「勝ち点」が決められ、総合点の高いチームが勝ち、というわけらしい。

選手はシーズン中何度でも入れ替えていいようだが、チーム全体のサラリーキャップが決まっていて、それを超えて選手を加入させることはできない。つまり、各プロチームのエース級の選手ばかりを選んだドリームチームを作ることはできないようになっているわけだ。

この先生、ダン フロックハーツ先生は1990年からファンタジー ベースボールを楽しんできている経験があり、ファンタジー フットボールは6年続けているベテランなのだそうだ。

その経験を授業に生かし、いわば「生活に根ざした数学」を生徒たちに経験してもらおうと取り組んでいるということ。グラフなどを使ってチーム構成を考えたり、公式を使って勝ち点を求めたり、そういうことを通して数学的知識が得られるようにしているらしい。

こうしたノウハウについてはフロックハーツ先生が本を出していて、"Fantasy Football and Mathematics"というタイトルなのだけれど、2005年8月に売り出したところ初版は5日間で売切れてしまったらしい。Amazonで検索すると、2007年に販売予定と書いてあるので、どうやら2版まで待たないと手に入らないようだ。また、このほかにも野球版やバスケットボール版なども同時期に出版予定のようだ。

チャンスがあったら手に入れて、どんな内容なのかまた皆さんにご報告しよう。

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