夏休みの過ごし方 ― 2006年07月10日 22:39
子供たちは毎日夏休みを謳歌しているわけだが、夏休みと言えば海に行ったり旅行に出かけたりといろいろあるわけだけれど、みなさんはどうお過ごしですか?
我が家はお金をかけずに目一杯楽しむということで、今年の夏はキャンプ三昧だ。
7月は週末3連荘で実はこの週末も行ってきた所。場所はサンタクルーズの南、ロスパドレス国立森林公園内のアロヨセコという国立のキャンプ地。
ちょっと暑かったのとやぶ蚊の多いのには難渋したけれど、渓流で泳いだり、メダカすくいとかザリガニ採りとか、楽しいキャンプであった。ザリガニは渓流の砂地を這いずり回っているのを、岸に追い詰めて素手で捕まえる。3匹ほど捕まえてバーベキューで焼いて、妻と子のお腹の中に納まっちゃいました。歯ごたえがあってとてもおいしかったそうですよ。
キャンプは、私は実はつい最近始めたばかりなので日本の事情についてはよく知らないのだけれど、アメリカではたくさんある国立公園や州立公園内にキャンプグラウンドがあって、自然を楽しむにはもってこいだ。キャンプグラウンドといっても、車が止められる場所、バーベキュー台、焚き火場所、テーブル、そしてテントが張れる場所が用意されているだけで、場所に応じて共通のトイレ、水道、シャワールームなどの施設がある。
キャンプ通の友達の話では、特に州立公園のキャンプ場がよく整備されていて、たいていシャワーもついていて、家族向けにはよいということだ。
さてこの州立公園について、ちょっと前の記事だが、7月6日のSan Jose Mercury News 1B面で、州立公園の整備に2億5千万ドルの追加予算が認められたと報じられている。
シュワルツネッガが知事になってからのカリフォルニアは、緊縮予算でいろいろな予算が削られたり保留されたりしていて、州立公園の整備補修もそのひとつだった。
この追加予算を受けて、州立公園管理局は補修リストに優先順位をつける作業を開始したそうだ。候補として飲用水の追加掘削や浄化槽の更新などがあげられているそうだ。公園利用者としては、より安全かつ安心して利用できる環境が整備されることについては歓迎だ。
しかし、この追加予算法案は独立記念日明けを狙って承認署名が行われたわけだが、なぜこの時期なのか?これについて記事では次のように述べている。
ひとつは、カリフォルニアの景気が順調に回復していること。今年は75億ドルもの税収増があり、これは想定外の収入であったと記事は伝えている。
二番目に、この秋に行われる知事選において、2選目を狙うシュワルツネッガ氏の思惑があると記事は述べている。カリフォルニアは民主党の強い州で、共和党のシュワルツネッガ知事にとって厳しい選挙であることが予想されている。そこで浮動票の確保がキーとなるわけだけれど、そうした人たちは環境問題に強い関心を持っていることが調査の結果知られているらしい。
三番目に、環境保護団体の活動の活発化があると記事は伝えている。ここ最近広告を打ったり、専任のロビイストを雇うなど、そのロビー活動は活発に行われるようになってきている。
しかし、こうした数々の思惑や要因があるにせよ、依然州立公園では予算不足で修繕がおいつかなかったり、人手不足で閉鎖している施設が多数あると記事は伝えている。
確かに今まで行った中でも、土砂崩れで閉鎖されてしまっているハイキングコースとか、清掃状況のあまりよくないトイレなどはあったが、とても整備されている様子の方に目がいってこうしたことはそれほど目立たなかった。まあ、カリフォルニアに数多くある自然公園の中には、整備状況のよくないところもあるのかも知れない。
私としては、自然公園の中のハイキングコース、トイレ、キャンプグラウンドなどがきちんと整備されていれば、それだけ気軽に自然を楽しむことができるので、予算がある限り州立公園に割いてもらうことについては賛成だ。
ところで、我が家のキャンプ3連荘の2サイト目は、なんと公園内に無線LANが整備されているらしい。自然の中でネットワーク!なんてなんて素敵なんでしょうということで、ちょっとアクセスに挑戦してみようかと考えている。
ウチのカミサンは嫌がるかも知れないけれど...
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