クリスマスの準備2006年12月04日 22:28

早いものでもう12月になってしまいましたね。一年はあっという間でした。

アメリカではこの時期、木を載せた車をよく見かける。クリスマスツリーを買って帰る車だ。

我が家も早速、日曜にツリーを買いに行って飾りつけもしましたよ。

我が家はアメリカに来て以来、毎年生木を買ってきてツリーの飾りつけをやっています。2mくらいの高さの木を家の中に飾るわけで、これはやっぱりアメリカならでは。DIYショップなどに行くと木がずらーっと並んでいるので、そのなかから気に入ったものを選んで買ってくるわけです。2mほどの木は20から30ドル程度。店によっては40ドルとか50ドルくらいするところもあります。形は確かにいいんですけれどね。

ちょっと前になってしまいますが、土曜のSan Jose Mercury Newsにクリスマスツリーの価格比較が載っていて、今年はそれを参考にさせていただきました。税込みで21ドル。まずまずのお値段です。

同じ記事によると、2005年の全米でのクリスマスツリーの生木市場規模が約137億ドル、日本円だと約1兆5千億円規模だったというのだから大変なものです。一方人工のツリーは約6億7千万ドルということで、アメリカ人は生木ツリーがお好き、ということなのかな。

統計によると、過去5年間の人工のツリーの市場はほぼフラットに推移しているのに対し、生木は2002年に大きく落ち込んだ後、徐々に回復して来ていたが、2005年は大きく伸びている。結構景気と連動しているのかも知れないですね。

景気とツリーの相関関係というのは実際あるような気がするなあ。

私もこの時期、木を買ってきて飾りつけされたツリーを見ると、「今年もなんとか無事に終わりそうだな」と、安堵と感謝の気持ちが湧いてきます。アメリカでスタートアップで働いていると、いつ会社がなくなるか、いつクビになって職を失うか、そんな不安と常に向き合っているので、この一年が無事に終わるというのがとてもうれしい。同じような気持ちでいるアメリカ人は結構いるのではないかな、と思いますよ。

とにかく今年も無事にクリスマスツリーを飾ることができました。感謝!

ウィグルズのリードボーカルがグループから脱退2006年11月30日 15:54

タイトルのような記事が今日のSan Jose Mercury News 2A面に載っている。

ウィグルズというのはオーストラリア生まれの4人組グループ歌手で、子供の歌を歌っている、子供たちには大人気のスターだ。ディズニーチャネルでは彼らのレギュラー番組もあるし、CDやビデオは恐らくアメリカの小さい子供のいる家庭では1本や2本は必ずあるのではないだろうか。我が家も下の2人はウィグルズがサンノゼに来たときにコンサートに出かけて、大興奮で帰ってきた記憶がある。

ウィグルズは4人のメンバーがそれぞれ、黄色、青、赤、紫のTシャツを来ているのだけれど、そのうちの黄色のTシャツを着ているリードボーカリストのグレッグ ページさんが健康上の理由からグループを脱退することになったのだそうだ。

記事によると、ページさんは昨年12月に二重ヘルニア(double hernia)の手術を受けてから起立不耐症に悩まされて来ているのだそうだ。これは命に関わるような病気ではないけれど、頭痛やめまい、だるみ、吐き気などをもたらす病気だと書かれている。これだけではよくわからないのでちょっと調べてみると、例えば急に立ち上がったら立ちくらみがする、じっと立っていると脂汗が流れる、これらは血圧の低下で脳の血流が悪くなることによるけれど、それがよりひどく慢性化したような状況のようだ。

それであると子供たちといっしょに歌って踊ってというパフォーマンスを続けるのは難しいだろうが、非常に残念だ。ページさんの一日も早い健康の回復を祈りたい。

ページさんの黄色のTシャツはグループと一緒に長く活動を続けてきたサム モランさんに引き継がれるとのことで、ウィグルズとしての活動はこれからも続くようだ。

新世界7不思議2006年11月26日 19:32

今日はSan Jose Mercury Newsのいつもと違う面の話題を取り上げよう。

日曜版のトラベル面に「新世界7不思議」の話題が載っている。

「世界7不思議」と言えば、「ギザのピラミッド」「バビロンの空中庭園」「オリンピアのゼウス像」「エフィソスのアルテミス神殿」「ハリカルナッサスのマウリソス霊廟」「ロードス島の巨像」そして「アレキサンドリアの大灯台」が有名だ。もっともピラミッドを除いては今は失われ、どこにあったかも定かでないものもある。

「7不思議」といっても「謎めいた」ものというわけではなくて、「驚天動地の大建築」を昔の人、多分ビザンチウムのフェロンという人、が選んだものだ。もっともそのフェロンのリストと上のものとにはちょっとばかり違いがあるようだが。

それはともかく、現在存在する世界中の建造物から7つを選んで「現代の新世界7不思議」を2007年7月7日に選び出そう、というプロジェクトがスイスの探検家バーナード ウエーバー氏の呼びかけで始められている。スタートしたのが1999年のことで、200ほどの候補から一般投票で昨年までに77の候補に絞り込まれた。

さらに、前ユネスコ代表のフェデリコ メイヤー氏によって21の候補に絞り込まれ、今それらは一般投票にかけられ、最終7不思議が選出されようとしている。

この候補の中には京都の清水寺も含まれている。

さあみなさん、是非「清水寺」に一票を!

清水寺以外の21の候補や、投票については次のサイトにアクセスしてください。

新世界7不思議のサイト

上記のリンクをクリックすれば日本語で表示されるはずだけれど、うまくいかない場合、ページ上の日本の旗をクリックして見てください。

どうも自動翻訳みたいなので日本語が極めて変だけれど、そういうことは気にせず「Vote Here」をクリックしよう。

2種類の投票方法があるが、はじめて投票する場合には左側の「Register and Vote」を選択するとよい。名前とe-mailアドレスを登録すれば、程なく確認メールが届くので、そこにあるリンクをクリックすると、投票画面に入れる。

投票画面で21の候補から7つを選んで「Vote」をクリックする。一回確認画面を経由して投票は完了だ。おっと「清水寺」への投票は忘れずに。

2票以上「清水寺」に入れたい場合には、「新世界7不思議」証書というのを1枚2ドルで購入すればよいらしい。これが最初の「Vote Here」をクリックした画面の右側の選択枝だ。

さあ果たしてどの建造物が7不思議に選ばれるのであろうか。投票の締め切りは2007年7月6日、最終発表の前日だ。