あなどれないぞ、サンノゼ図書館 ― 2006年07月13日 23:55
先日お話した州立公園のワイアレスネットワークなんだけど、調べてみると有料サービスなんだね。
SBCのDSL利用者は月2ドルほどでマクドナルドとか州立公園とかのホットスポットにアクセスできるんだけど、外に出かけてアクセスする必要性ってあんまりないしなあということで、「自然の中でインターネット計画」は中止です。
まあ、カミサンににらまれることも無くなり一家安泰と言えますが。
ところで今日は趣向を変えて、サンノゼの図書館システムについてご紹介しよう。
サンノゼ市には21の公共図書館があって(内4つは現在改築工事中だけど)、そのうちの中央図書館ともいうべきキング図書館は8階建ての大きくて立派な施設だ。
日本語の本なども結構あるので、ここを利用している日本人も随分いるようだ。
またこれらの図書館システムはオンラインでつながっていてインターネットでもアクセスできるので、蔵書検索や貸し出し予約などをインターネットで行うことができる。予約図書は最寄の図書館に運んでくれるので、わざわざキング図書館までいかなくてもその蔵書を借りることもできる。便利だ。
キング図書館はサンノゼ大学の図書館も兼ねているので学術書なども結構ある。なので仕事で必要な参考文献など蔵書検索して借りたりなどしていた。
しかしね、正直言うと大学の図書館としては学術書の数が足りない。コンピュータ関係の図書は、割合数はあるけれど、ちょっと古いものだったり、入門書レベルだったり、ちょっとなあって感じだったんですよ。
で、巷の本屋さんとかに行って探してみようとしても、成りはでかい本屋さんでも専門書になるとやっぱり品揃えが弱くて、結局本当に必要な本はAmazonに頼るしかない、っていうことになってしまう。でもほら、ちょっと参照したいとか、買う前にぺらぺらとめくってみたいとかあるじゃないですか。
今日ちょっと調べたいことがあって図書館システムにアクセスしていたんですけれど、偶然見つけたのが”電子図書”。
オレーリー社などが運営している電子書籍システム、つまり本をまるまる一冊インターネットで読めるシステムに、サンノゼ図書館のアカウントにアクセスできるんですね。いやあ知らなかった(みんなもう知っていたかな?)
興味のある方はsjlibrary.orgでReserchをクリックすると、右側にリンクが出てくる。しょぼそうに見えるリンクなんだけれどその向こう側は結構奥が深いです。おかげで今まで読みたかった本を読むことができました。
他にもSan Jose Mercury Newsのアーカイブなどの有料サイトにアクセスできて、これは大変便利です。いくつかのもの、例えば雑誌Scienceの記事データベースなどはサンノゼ大学の関係者しかアクセスできないなどちょっと不便なところもあるけれど、学術書の蔵書が少なすぎっていう不満はこれでちょっと、というか大分解消されそうだ。
by takablo [社会] [コメント(0)|トラックバック(0)]
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