サンノゼグランプリ2006年07月29日 23:49

400万ドルもの税金を投入してのサンノゼグランプリが金曜からついに始まった。

今年はたまたま金曜のチケットが手に入ったので、仕事そっちのけで見に行ってきましたよ。

車のレースといえばF1とかインディー500とかを思い浮かべるけれど、サンノゼグランプリで使うチャンプカーというのはまた違う規定のもののようです。車のことはあまりよく知らないので、受け売りなんだけど。

会場にはそのチャンプカーを縦半分にしたモデルを飾ってあったけれど、つるつるのタイヤ、びっくりするくらい狭い運転席、それにあちこちにセンサーが取り付けられてそれらの情報を無線で送信する機械など、こういうのがサンノゼの街中を走っちゃうのかって、ちょっと驚き。

そんな程度で何を言っているのかって言われちゃいそうだけれど、そのくらい車のこともレースのことも知らないので、レースがどうだったとかちゃんとしたレポートはできないのだけれど、それでもなかなか楽しめましたよ。

レースは4種類の車のものがあって、金曜は練習ラウンドと予選が行われたのだけれど、中でもクラスの大きいチャンプカーの迫力はものすごかった。最高速度は時速180マイル(時速約290Km!)なのだとか。それにPark Ave.の方はS字カーブのようになっているのだけれど、かなりのスピードで突っ込んでいってコンクリートの壁ぎりぎりを、やすやすと過ぎていくのはちょっとひやひや、なかなか壮観でありましたよ。

それにしてもすごい轟音で、まさにこの「轟音」っていう感じがぴったり。会場には耳栓なども売っていたけれど、一セット2ドルはちょっと高すぎ、っていうわけでウチのかみさんは子供のピックアップのついでに外の薬屋で買ってきていました。

レース以外でもステージがあったり、フリースタイルのバイクパフォーマンスがあったり、一日のんびりと過ごすには、特に車好きにはたまらないだろうなあと思いました。

さてこのレースはNBCが独占中継しているのだけれど、そのNBCの土曜日の11時のニュースで「混雑振りはとても整理されましたが、さて観客は去年のように楽しめたのでしょうか?」なんて、なんとも微妙なニュースを流していました。

動員数は、土曜はまだ集計が終わっていないけれど金曜は約4万人で3日間トータルでは去年と同じ程度の観客動員が見込まれるのではないかと、主催者担当者が明るい声で答えていたけれど、赤字だったと言われる去年と同等でいいのかなあ?また、ニュースのレポーターは、レストランの入店者数について、レース会場内のレストランは普段の土曜の7割程度しかなかったけれど、会場から離れたところではいつも以上の入店者があって、レストラン利用者については会場からの距離に関係なく、概ね良好なんてレポートしていたけれど、これも期待した状態なのかなあ?

とにかく行けば行ったで楽しめるイベントなのは確かだけど、400万ドルもの税金を投入してやった価値があったのか、その評価はこれからだろう。