人の出入りの激しいカリフォルニア2006年03月03日 23:29

うららかな春には海にドライブにでも、なんて話をしていたら急に寒くなってしまい、サンノゼ郊外の山にはまた雪が積もったりなぞしました。

皆様はいかがお過ごしですか?風邪などお召しになっていませんか?

我が家は長男君がちょっとばかり熱を出して、寝込んでおります。今日は金曜日ですが、学校の先生の研修日でお休みだったので、ちょうどよかったといえばまあそうなのですが。

今日3月3日はひな祭りでしたね。皆様は特別なことはありましたか?我が家はお人形を出して、雛あられも出して、だけど長男君がベットの上なので特別なことは何も無く、普段の日と変わらず過ぎてしまいました。

さて、ご紹介する記事はひな祭りとは何の関係も無い、カリフォルニアの人口のはなし。

カリフォルニアの財務省に相当する”Department of Finance"が毎年行っている統計調査から、2005年は1998年以来カリフォルニア州に入ってくる人より出て行く人の方が多かったこと、カリフォルニア州の中で最も人口の多い郡はサンノゼ市のあるサンタクララ郡だったこと、サンタクララ郡ではやはり2005年中に出て行った人が入ってきた人より多かったものの、その差は2004年の統計より相当数小さくなっている、ということがわかった。

サンタクララ郡の統計でみると、2004年の人口が約174万人で、2005年が176万人と増加しているのだが、その多くは新生児で、転出者と転入者の数で見るとマイナス648人だったそうです。しかし2004年がマイナス6700人であることと比較すれば、人口流出が止まり始めているといえるのかも知れません。

ここ数年、経済状況が悪かったことで雇用状況が悪かったこと、それにも関わらず住宅価格が極めて高いということで人口流出が顕著だったのですが、シリコンバレーの経済状況が、ゆっくりではなるけれど好転しており、雇用状況も順調なことがその要因であろうと、アナリストたちは分析しているようです。

この記事はSan Jose Mercury News1B面、”Ins and outs of resless California”を元にしました。

ちなみにカリフォルニア財務省の人口動向調査は、転居届けのほか運転免許証の登録などを元に統計をとったそうです。省庁が違うとデータがつながっていないのではないかと思われるほど運用の適当さが垣間見えるアメリカにあって、結構綿密な調査がなされているのだなあと感心しました。税金取立てに関係しているせいかな?