アメリカのマナーを勉強する中国人たち2006年04月03日 23:45

まずエチケットに関するクイズです。

1 ワインリストが渡されるのは a. テーブルについている全員 b. 主賓 c. ワインに詳しい人 d. ホスト e. ご婦人がた

2 ナプキンは食事が終わるまではひざの上に敷いて置きます。では食事中に中座する場合、どこにおくべきでしょう a. テーブルの上 b. 椅子の上

3 ディナーパーティーの手土産として不適切なものはどれでしょう a. クッキーやキャンディー b. お花 c. お酒 d. 手ぶら

4 食事が終わったらナプキンはどこに置くべきでしょう a. テーブルの上 b. 椅子の上

5 インフォーマルな集まりで、ホストは食事のお皿をどちらから回すべきでしょう a. 右側の人から b. 左側の人から

このクイズは4月3日付け San Jose Mercury Newsの1A面に載せられていたものです。

ここのところ数日というか数週間、移民法の”改正”でアメリカのいたるところが大騒ぎで、改正案への反対や賛成のデモがあちこちで起きている状態。新聞も連日この話題で持ちきりなんです。

私もこの話題をブログでとりあげようかなと思っているうちにいろんなことが忙しくて、きちんと勉強ができないまま日が過ぎてしまっていたところに、軽めのこんな話題が載せられていました。

要旨を簡単にまとめれば、中国人たちの間で西洋のマナーを学ぶ勉強会が大人気、ということです。おしまい。

まあなんでも、中国人の移民たちが(移民に限らないとは思うけれど)アメリカでビジネスを進めるにあたって、西洋のマナーをきちんと習得しておくことが大切だと考えられてきており、「マナー習得団体」みたいなのが立ち上げられて勉強会が催されているのだとか。またアメリカ国内だけでなく、中国においても、上級官僚や政府関係者の間で、やはりマナー習得の勉強会が盛んに行われているのだそうです。これは北京オリンピック対策なのだとか。

そういえばテレビで、マナー最悪の上海の地下鉄で、押し合わないで整列して乗るようにというマナー教育の話題が報道されているのを見ました。降りる人がいるにも関わらずどんどん乗ってきちゃうというのはマナーを飛び越えて論外。それはマナー以前の問題だと思うけれど、記事で話題にしているのはテーブルマナーとか、パーティーの呼ばれたり呼んだりしたときの接待方法とか、地下鉄とは次元の違う話。

マナー教室で受講した人の話では、

「マナーについての考え方は中国とアメリカではやっぱり違うわね。例えばNOとはっきり言うのは中国では不躾と捉えられてしまうけれど、アメリカでははっきりと言うことが大切でしょ。マナーはその国の文化だと思うし、その国の文化を知るためにもマナーを習得することは大切だと思うわ」

ということだそうです。

なるほどね、ということでこのクイズをやってみたわけですが、あららと思うくらい間違えてしまっていてですね、家の奥さんも惨敗だったわけで、これは我が家もマナー教室に通ったほうがいいかな?と思いました。

ちなみにクイズの答えは

1-d 、2-b 、3-b 、4-a 、5-a

です。さああなたはいかがでしたか?

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