1週間前の猛暑がまるでうそのように涼しい、朝晩などは肌寒いくらいの今日この頃です。
日曜はサンノゼグランプリの最終日だったんだけど、我が家はそんなことはそっちのけでサンタクルーズに釣りに行ってきました。もうa-potさんの影響もろ。
でも、釣りなんて小さいころに一回行ったっきりの私と、投げることにしか興味のない長男君と、後ははてなマークの母娘でいったい何ができるんでしょう?まあとりあえず行ってみるかという感じでワーフについて、そうとう適当な仕掛けで臨んだのだけれど、意外に釣れてびっくり。なにせ桟橋から下を覗くと、魚がうじゃうじゃ泳いでいるのが見えるんですよ。こりゃあ釣れないほうがおかしい!というほどに釣れたわけではないですが、自慢しちゃうほどのどシロウトとしてはなかなかの戦績でした。
思わぬ才能を見せたのは長女ちゃんで、カジカを釣り上げ、アジみたいなのを釣り上げ、他にも何匹かを釣り上げる大健闘。
サンタクルーズは海の水が冷たくて夏の盛りでも肌寒かったりするのだけれど、この日は長袖一枚着てさえいればすごせる程度の気温。でも昼過ぎには雨が降ったりして、夏らしくない気候でした。
我々がこうして一日を過ごしている間に、サンノゼグランプリも無事終わったようですね。
本日付San Jose Mercury News 1A面の記事によると日曜の観客数は67128人、チケットは155934枚がさばけたのだとか。もっともこのチケット枚数のうち、有料販売枚数とスポンサーなどへの無料配布枚数の内訳についてはこれからカウントするのだとか。
興行的な成功についてはこれから評価されるのだとして、イベント全体としては去年の反省点がかなり活かされたと、観客もドライバーも好意的に見ているようだ。
まず、人が移動しやすいようにイベントステージの配置、通路、トラックを渡る橋などが改善され、混雑で身動きがとれないということがほとんどなかったそうだ。
次に、スタンドの数が増えトラックにも近く見やすくなったそうだ。もっともスタンドに座れるのは高額なチケットを買った人のみで、一般入場券ではトラック脇で立って観戦しなければならないのだが、去年はトラックを囲うコンクリートの壁の上の金網にはグリーンのシートがかけられ、ほとんど見ることができなかったのに対し、ことしはそのシートがなく、かなり近くで迫力のある走行を見ることができるようになった。
またトラックについてもとてもきれいに整備され、特に市外電車のレールをまたぐ場所で、昨年は車がジャンプしてしまい危険だとドライバーから不満続出だった場所も、今年は全く問題なく、去年とは開催場所が違うみたいだと大変好評だったようだ。
だてに税金400万ドルを費やしたわけではなかったようだ。
そこでSan Jose Mercury紙のコラムニスト パーディー氏は今年のグランプリはとても楽しめたと評価し、興行的成功の度合いはともかく来年も誘致すべきだと論説を載せている。
しかし実際のところはサンノゼグランプリの未来は混沌としている。というのも税金投入の決定が秘密裏に行われたとして現市長のゴンザレス氏が非難にさらされているためだ。次期市長候補のチャベス副市長とチャンク議員は両者とも税金を投入してまでグランプリを誘致するべきではないという考えのようだが、イベントが成功裏に終了したことを受けてチャベス氏は柔軟な姿勢を見せているようだ。一方のチャンク氏は結果的に今年のイベントが利益をあげたとしても今後の誘致については否定的な考えを表明している。
次期サンノゼ市長は11月には決定することになっているのだが、果たして来年のグランプリは行われるのか?まだまだ一悶着ありそうである。