住宅市況は鈍化傾向に ― 2005年09月28日 08:54

本日付San Jose Mercury News 1A面から

「UCLA Anderson Forcastによると、住宅市況には鈍化傾向が見られるとのこと。Andersonの経済専門家たちは過去2年間にわたり、急激な住宅市場の高騰はまもなく終わることを予測してきたが、ようやくその傾向が見られるようになったと述べている。しかし横ばい、あるいは低下傾向になるのは一年から1年半後であろうとも述べている。

Andersonの経済専門家のソーンダーク氏はFRBが金利を引き締めたことで住宅価格の高騰はとまると指摘してきたが、実際にはこれまで上昇しつづけてきた。しかし、次のような点が指摘されている。

- 新規に住宅を購入するものは、より不利なローンを組まざるを得なくなっている。 - 売れ残っている住宅の数が過去6ヶ月、倍増してきている。 - 新築住宅の販売戸数が8月に激減した - ベイエリアでの総販売戸数が伸び悩んでいる」

ということだ。住宅市場動向は、景気動向とも強く連動しているので、景気への影響も注視しておく必要があるだろう。

引き続き記事によれば、

「カリフォルニア経済継続調査センターのレビー部長によると、住宅価格は今後大幅に下落する可能性があるとのこと。ただし、住宅需要は未だ不足気味なので、建築戸数についてはこのまま伸び続けるだろう、と述べている。

一方ソーンダイク氏は、逆に住宅価格は以前上昇を続けるが、建設戸数は減少するのではないかと述べている。」

つまり、市場的にはそれほど活発ではないが、品薄感は残り、急激に上がり続けるというわけではないけれど高値のまま進んでいくということか。

さてところで、シリコンバレーの住宅価格は一体どのくらい高いのかというと、同じ新聞にサンタクララ郡の住宅価格の中央値と平均年収を比較したグラフが載っていて、それによれば、2005年8月の住宅価格は714000ドル、円にしておよそ7900万円、平均収入の方は67250ドル、円では740万円だ。つまりおよそ年収の十倍ということになる。

非常に単純な計算をすれば、30年ローンを組んでも、月の支払いが月給の3分の1を超える可能性があるわけで、つまり平均的な市民にしてみれば経済的に冒険しないと家を買うことはできないという状況にあるといえるだろう。

これが高すぎる状況にあるとは誰もが考えていることなのだが、はたして今後住宅価格は下がるのか?我が家に持ち家が手に入る日は来るのか?

しかし、景気が悪化しても困るしなあ。。。