伝統を引き継ぐ2005年12月21日 22:00

本日付San Jose Mercury News 1B面"CARRYING ON A TRADITION"から


ちょっと心温まるニュースです。


フリーモント市クリップスプレースにお住まいだったロバート カントレーさんのクリスマスの飾りつけはよそからも車で見に来るほど有名なものだったそうです。

どのくらいすごいものか。


カントレーさんはサンクスギビングの日からクリスマスまで、毎日のように飾りつけの人形を作ったり、飾りつけに精を出していたそうです。その人形の数はなんと500あまり。


カントレーさんは別の地に引っ越していってしまったのですが、今年は近所の有志の人たちが、カントレーさんの飾りつけを引き継いで、クリスマスのデコレーションを施しているのだそうです。

名づけて、「クリップスマス同好会」


代表のアモンさんはカントレーさんとは直接の知り合いではなかったそうなのですが、毎年飾りつけを楽しみにしていたそうです。ところが今年で終わってしまうという話を聞きつけて、なくしてしまうのは残念と、有志を募って引き継ぐことにしたのだそうです。


それほど、この飾りつけは地域の人たちに愛されていたということでしょう。



というのも、カントレーさんは飾りつけをたくさんの人に楽しんでもらおうと考えていたのと同時に、訪づれた人たちに寄付金を募っていたからでもあるのです。


カントレーさんは白血病基金の運営委員に名を連ねていて、毎年多額の寄付金を集めていたそうなのです。この飾りつけで集まった寄付金もまた、白血病基金のほうに贈られていたそうです。


そうした行為に対して、地域の人たちは誇りと尊敬の念を持っていたのでした。


カントレーさんは40年前に母親を白血病でなくされているのだそうです。


カントレーさんは事情によりこの地を去ることになったわけですが、近所の人たちで彼の意思を引き継ぎ、新たな人形を増やしながらクリップスマスの飾りつけを続けることにしたのだそうです。

いい話ですね。


我が家からはちょっと遠いのですが、チャンスがあったら見に行ってみようかなと思います。


場所は、フリーモント市とユニオン市の境界近く、フリーモントブルバードから二コレットアベニューを西に折れて少し行ったところだそうです。

また、白血病基金への寄付は(800)810-CUREまで

ということで