高速17号、101号は清掃準備完了2005年12月26日 11:58

本日付San Jose Mercury News 1B面、”Hwy.17,101 set for cleanup"から

アメリカの、特にカリフォルニアの高速道路を走っていて驚くのは、道路に打ち捨てられているゴミの多さだ。

まず一番目に付くのがタイヤがバーストした残り。

数年前、ダンロップ系のタイヤメーカーファイアーストンのタイヤが破裂する不具合があって、死亡事故まで発生したという問題で大騒ぎになったことがあったけれど、タイヤが破裂するなんてことが割りと当たり前のように発生していると思われるくらい、残骸が落ちている。

実際私もトラックのタイヤが破裂する瞬間を目撃したこともある。


それから、見かけるとちょっとびっくりするのが、家具。

ソファーとか、たんすとか、そんなものが落ちていたりする。


多分、トラックの荷台から落っこちたまま、回収もされずに放置されているケースなどもあるのだろう。


記事によると、2006年のうちの半年間、1.4ミリオンダラーの予算で、サンタクララ郡の高速道路のゴミ清掃のプロジェクトを計画しているそうだ。

この地域は、ゴミの投棄量が最も多い場所のひとつに入っているらしい。


高速道路の汚さに驚くのも、実際他よりも汚い場所だからということもあるのかも知れない。


「既にゴミだらけになっているために、自分が投棄することの罪の意識が薄れてしまっているのではないか。ゴミがなければ、投棄する人も減るだろう。」と高速道路の清掃管理担当者は述べている。

一方、「単にきれいにするだけでなく、投棄をしようとするその行為を厳しく取り締まるような対策が必要」と主張する人もいるようだ。


どうも、高速道路内の投棄ゴミは、例えばトラックから不慮の事故として落下したというようなものばかりでなく、故意に投棄されたものもかなりあるらしい。


夜中など、ゴミをこっそり路肩に放置していくという人もいるようだ。


このような投棄ゴミで、死亡事故に至るような大惨事も発生しているようだ。


清掃の結果、高速道路利用者のモラルに働きかけられればいいのだが。