西部の上げ潮がアパート家賃を上昇 ― 2006年01月19日 18:22
19日付San Jose Merciry News 3C面、”West's rising tide raises apartment rents"から
これはちょっと気になるニュースだ。
というのも、我が家は賃貸なのだが、アメリカの賃貸契約の常として契約は1年更新だけど何も無ければ最初の契約条件が自動継続、ただし家賃は経済変動に応じて変更する、ということになっている。
今住んでいる地域は住宅価格が高いところでまた人気も高いので、徐々にではあるけれどなお住宅価格は上昇し続けている。
一方で賃貸物件の家賃は、そのままあるいは下落というのがこれまでの状況だった。
なので、決して安くは無い家賃だが幸いなことにこれまで値上げの話は全くなかった。
ところが不動産調査会社RealFactsのレポートでは、2005年末のアパート家賃は主要20都市のうちの18のケースで前年より上昇していたそうだ。
具体的には、サンノゼ市街地の家賃は前年より3.5パーセント上昇して平均月額が1330ドル、サンフランシスコ - オークランド地区では3.7パーセント上昇の平均月額1359ドルだったそうだ。
調査の中で最も上昇率が高かったのはカリフォルニア南部およびネバダ南部で、これらの地域の経済状況が他の地域より良かったことを反映していると記事では述べている。これらの地域には、ロサンゼルスとかラスベガスが含まれる。
これまで賃貸物件の家賃が上昇してこなかった理由について記事では、ハイテク企業の落ち込みで多くの賃貸利用者がよその土地に職を求めて移っていったこと、仕事が安定している人は低金利を利用して家を購入するようになったことなどを理由としてあげている。
こうした動きが一段落するとともに、経済が好転して再び人が西部州に戻りつつあるということなのだろう。
しかしこの流れで我が家の家賃も値上げということになっては、消費者信頼指数85のウチとしては、更に指数が下がる要因となってしまう。
ところでこの調査対象はアパートのようだが、あげられている平均月額でいったいどんな物件を借りることができるのか?
調べてみました。
例えばこんなところ
http://www.vasonamanagement.com/santaclara/taxco/property/property.html
ページの写真上にわかりづらいリンクがあるので、それをクリックすればフロアプランとかバーチャルツアーとか家賃などの詳しい情報も見ることができる。
で家賃の方は、828sq.ft(だいたい76.9平米)の2ベット1バス(日本的に言えば2LDK)が1295ドルだそうだ(サイトのレントフィーのページが他と合わないので、別情報などと比較した)。
バーチャルツアーを見ると、うーんまるでホテルみたいだね、なかなかいいかも(ってお勧めしているわけではありません)。
ところで記事では他に家賃が上がっているところとしてシアトルも上げられているのだが、家賃の平均月額が904ドル、カリフォルニアとはずいぶん違う。
そこで、この額でどんな物件が借りられるのかyahooで調べてみると、例えばこんなところが見つかる。
(注!リンク先は既に無くなっているかも知れません)
リンク先は”The Overlook at Westridge”というアパートで、2ベット2バス、966sq.ft(約89.7平米)の部屋が家賃945ドル、3ベット2バス、1141sq.ft(約106平米)の部屋で1125ドルだから、うーんやはりサンノゼよりは大分安いように思う。
ま、とにかく景気が良くなってくれることはうれしいが、家賃があがらない(あげてもらわない)ことを祈るだけだ。
ところで
紹介した物件、私は具体的にどんなものなのか知っているわけじゃないし、こりゃよさそうだと借りるのはいいけれど、いざ住んでみたらひどくぼろぼろだったり治安が悪かったりしても、けっして私を責めたりしないように。
お・や・く・そ・く ね! (気色わる~
by takablo [社会] [コメント(0)|トラックバック(0)]
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