さよならドバシマーケット2005年12月04日 22:47

本日付San Jose Mercury News 1A面、"SAYONARA, DOBASHI MARKET"より

San Jose市の町の真ん中に通り一つをはさんだ小さな日本人街がある。およそ十数件の日本食レストラン、お菓子や、お豆腐やなどがお店が軒を並べている。Dobashi Marketはそのうちの一つの日本食料品店だ。

記事によると、Dobashi Marketは来月店を閉めるのだそうだ。店舗は投資家グループによって買われたそうだが、今後のことについてはまだ未定なのだそうだ。

それにしてもDobashi Marketは1912年に開店して以来93年の歴史があるそうだ。それほど長い歴史があったとは。現在は4世のDobashi氏がお店を切り盛りしているそうだ。

日本人街はDobashi Marketに限らず、お店はいずれも長い歴史がある。半年ほど前の新聞の記事によると、どの店も跡継ぎを探すことに苦労しているらしい。昔は日本人街は日本人コミュニティの中心的位置づけだったようだが、住人も日本語がしゃべれない人たちばかりとなり、子供たち自身がアメリカ社会の方により順応しているということだそうだ。一部の店では経営者が中国人に変わっているらしい。

Dobashi Marketも一時期は日本人社会の中心的な店だったようだが、近年では米やしょうゆなどは普通の店で売っているし、中国人や韓国人などが経営する店で比較的安価な値段で販売するようになって、Dobashi Marketの経営も難しくなってきていたそうだ。

これも一つの時代の移り変わりということだろう。ただ正直な感想としては、そうなんだということだけだ。何しろ全然行ったことが無いもので。

コメント

_ Akama ― 2005年12月06日 16:54

ここ行ったことあります。といっても、あるというだけで日常的に利用しているわけではないので、そうですかとしか言えませんが、それでもちょっと寂しいような気がしますね。シリコンバレーの日本人が減っているわけではないと思いますし、いわゆるJapan townももっと何とか展開/工夫のしようがあるのではないかと思うのですが・・・。

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