脂肪分の多い魚が赤ちゃんの脳を作る2006年01月20日 23:23

20日付けBBC Newsが”Oily fish makes 'babies brainier'”というタイトルで次のような記事を載せている。

アメリカの全米健康機関がイギリスのAvonにおいて長期に渡った調査の報告を行った。この調査とはAvon在住の9000人の母親とその子供に対して、その子供たちがまだ胎児であった時期に母親が摂取していたオメガ3脂肪の量とその子供の運動能力および言語能力の関係で、調査の結果、摂取量が少ない母親の子供は言語IQの値が低かったり、運動能力に劣っていたり、あるいは目と手の動きの連携に劣るなどの関連が見られることがわかった、というのだ。

詳しい記事はここで参照できる。

http://news.bbc.co.uk/2/hi/health/4631006.stm

また、上記のほかにも、社会性、例えば友達を作るのが苦手だったりといったことも関連性があることがわかったらしい。

ということで、この調査結果では、妊婦はオメガ3を含む食品、特に脂肪分の多い魚を多く摂取することを勧めている。

また、3歳半の子供がさばやいわしを多く食べた場合、運動能力で高い成績をあげていることも調査報告は指摘している。

という話をウチの奥さんにしたところ、我が家の一番下の次女ちゃんはアメリカで生まれて妊婦時代に魚の摂取量が激減していて、それで言葉が遅いんじゃないか、って言ってる。

まあ、本当かどうかはともかくとして、確かにちょっと遅れているんだよね。

なもんで、この記事が出る前なんだけど、Whole Foodsで子供用オメガ3の粉末剤を買ってきて、牛乳とかに混ぜて飲むものなのだけど、今一生懸命与えている。

もう遅いのかもしれないけれど(3歳半は当の昔に過ぎました。

記事に戻ると、何でまたアメリカの機関がイギリスのAvonで調査を、っていうのは、15年前にBristol大学が同じような調査をしていて、似たような結果を報告している。この調査は現在も継続しているので、もしかしたら共同研究という形で続けられているのかも知れない。ブリストル大学の報告はこちらから読むことができる。

http://www.omega-3info.com/mumstobe.htm

ところでBBCの記事では、大型の魚になればよりオメガ3が含まれていることは確かだけれど、また含有水銀量など有害なものもより多く含まれている。なので、オーガニックサーモン(養殖鮭だと思うけれど)、あるいはマス、いわしなどを毎週摂取することを推奨している。

あるいはオメガ3のサプリメントでもよいということを言っている。

ということで皆さん、魚をどんどん食べてかしこくなりましょう(子供限定

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